東洋医学の未来
2007年頃のある日の事。
たまたま見ていたNHKの国会中継で、 鍼(はり・針)を含む東洋医学について、興味深い答弁がありました。
なんと、
「東洋医学、特に鍼灸について、保険適応にしても良いのではないか?」
という内容の提案をしていたのです!
もちろん、前のめりになって見入りました。
時の内閣、小泉純一郎氏からの回答は、
「私もよくマッサージや鍼(はり・針)をしに行くのですが、これがとても気持ちよくてね。
確かに、東洋医学にも保険が適応されても良いのかもしれないですね。
前向きに、おおいに前向きに 検討しましょう!」 (かいつまんだ内容です)
「ヨッ!」という掛け声が複数あがり、国会議事堂内は割れんばかりの拍手喝さい!
「こ・これはすごい事になりそうだ!」 と、つい小躍りした私でしたが・・・・、
以後、何の進展も無いようです・・・。
今となっては、そんな話はどこへいったのやら・・・。
(知ってる方はぜひ教えて下さい)
しかし、この国会中継を見た日から、私の心に勇気と希望が芽生えました。
いつかきっと東洋医学も保険適応になる日が来る。
もしかしたら、近い将来かもしれない。
そして、 鍼灸師である事に、それまで以上の誇りと喜びを感じるようになりました。
東洋医学、その中でも鍼灸は、今や徐々に世界各国へと広がっています。
2006年にはWHO(世界保健機関)によって、全身の経穴部位(ツボの位置)の国際標準規格が制定されました。
アジアから世界へ。 鍼灸治療は新しい時代をむかえようとしています。